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■引用
商品や企画をつくっている人だったら、世の中を見て、自分がおもしろいと思うことをどんどんつくってリリースしていって、それが受け入れられたときに快感が生じて、そういうことがどんどん得意になる。この循環を成立させられることこそがおそらくその人の才能だと思うんです。
つまり、才能というのは、「ご褒美を見つけられる能力」のことなんじゃないだろうかと。**「なしとげること」よりも、「なしとげたことに対して快感を感じられること」が才能なんじゃないかと思うんですよね。**いってみれば、ご褒美を見つけられる、「ご褒美発見回路」のようなものが開いている人。
たまにね、ご褒美を見つけられる寸前まで行ってるのに、その回路が開いていない人がいるんですよ。そのときに、「こういうふうに考えてみれば?」とか、「だまされたと思ってあと3回我慢してみたら?」みたいなことを言うと、うまくいくときがあるんです。
**自分が注ぎ込んだものよりも、ご褒美のほうを大きく感じる瞬間が来れば、よい循環がはじまるし、それが続くんです。**たぶん、人が自分の人生のなかで、「ここが得意かも」って思ってることって絶対ご褒美回路が開いてますよ。
■抽象化
才能とは「ご褒美を見つけられる能力」。これがあるとなしとげたことから得られる快感が大きく、チャレンジ→成功の好循環が回る。
■標語
ご褒美回路が開けば、才能は開花し始める。
■転用
成果が出たらそれを嬉しいと表現し、周囲からも称賛される環境を作る。